ウクライナ外交の背景にあるトランプの思想

~「民主主義対ディール」 認知の枠組みの戦い~
トランプ大統領は、なぜウクライナの鉱物資源をめぐる協定締結において、ゼレンスキー大統領に無理難題を押し付けるのだろうか。2月28日に締結が予定されていた「復興投資基金の条件を定める二国間協定」は、トランプとゼレンスキーとの激しい口論の末破綻した。3月下旬になって、米国側からウクライナ側に55ページにわたる新草案が引き渡された

その内容はウクライナが吞むことの極めて困難な内容となっている。考えてみればウクライナを差し置いてのロシアとの停戦交渉や、ウクライナの鉱物資源の開発と引き換えにアメリカからの経済支援と安全保障の保証を行うという「経済」と「政治」をごっちゃにしたやり口など、トランプ大統領の外交手法は異例尽くしである。
本稿では、トランプ大統領の繰り広げる外交手法にはいかなる「認知メカニズム」が存在しているのかを読み解いてみたい。

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